いろいろ話すと長い訳がありまして、
実家にドロップダウンピアノが鎮座しております。

 
アメリカ製で、BALDWINというメーカーのものらしいです。


ドロップダウンピアノとは、
アプライトピアノの背を低く、家具などと高さを合わせて
作ったものになります。 



弦がコンパクトに設計されていて
下のほうに押し込んであるので調律するのはかなり難儀です。



腰痛めますので、調律師さんも、メンテが大変。
現在では製造されていないようです。



大昔のアメリカとかでは、家具のカタログの中に、ピアノがなぜかあって
楽器というよりは、インテリア的な意味合いがあったそうです。



でも趣味でやる人には十分楽しいおもちゃになる。



骨董品?ゴミ?
人により宝物になったり、ならなかったり。



私個人としては、最近はクラッシックピアノを再開したこともあり
やはり電子ピアノよりも、
古くてもアコースティックピアノの音のほうが面白い。



個体によって全然音が違う。癖も違う。



そのピアノにあったタッチで弾くと、
オンボロなピアノでも、それなりに、素敵になると、
たちまち可愛くなって来て、
もっとそのピアノのことを知りたくなる。



現在、BALDWINは調整中です。
一音一音、まずは出ない音があれば、原因を一つ一つさぐって
解決していきます。
88鍵確認する地道な作業。



木って、時間の経過とともに、大きくなったり、曲がったりするので、
鍵盤の隙間もきつくなったりする箇所があるらしく、
まるで鉛筆削りのように、削っていました。大胆で、なぬ?と驚(・・?)


IMG_6465

問題箇所の鍵盤を取り出してから、、、




IMG_6467

まさかの鉛筆削り。



IMG_6468

そして、おもむろに戻す。


超アナログな作業ですが、アコースティックって、こういうものですね。
微調整で、微妙になおる。デジタルじゃない。工数かかってます。



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ストリートピアノで
リシッツァさんが、カンパネラ弾いている。


プロに似つかわしくないピアノだけど、
そのポテンャルを引き出したくなるのかな???と思ったりして。



アコースティックの面白さ。
電子ピアノは均質な音で悪くはないけど面白くない。



弱音連打とか、このピアノでは難儀だろうけど、
リシッツァさん、素晴らしい。






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